中級辞書Ver.5.54のアップロード

- アラビア語-日本語電子辞書データ 更新報告 -

辞書名:中級辞書Ver.5.54

登録語彙数:55,40語

辞書の説明:(Ver.5.52から)新規に200語の追加、約10語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:特になし。

ريح , رياح

例えば、「風力」は、「قوة الريح」とも「قوة الرياح」とも言えますが、「ريح」とその複数形の「رياح」に何か違いがあるのかと調べてみると、コーランを引用して説明しているアラビア語のサイトが多数ありました。

それらの説明によれば、「ريح」は、
هو الذي يكون قوي وسريع ومن الممكن ان يكون مدمر」とのこと。
他方で、「رياح」は、
يكون هواء بسرعات خفيفة ويمكن ان تكون الرياح عليلة ومنعشة 」とのことです。

現代アラビア語では、「ريح」と「رياح」に意味上の差はないので、
رياح الإعصار」と書いても問題はないことになります。

そのコーランを通じた両者の違いの説明は、聞き留めておくことでいいのではないかと思います。

حجاج

これは、ご存じのとおり、「حاج」の複数形で「巡礼者」を意味します。
今までイスラム教(イスラム教徒)に限られる単語と思い込んでいましたが、イスラム教以外の他宗教にもあてはまる語であることを知りました。

日本語訳としては、「巡礼者」の他に「巡拝者」とか「お遍路さん」という訳語も入れておきたいと思います。
信憑性は疑わしいようですが、ダーイシュが犯行声明を出したとのこと。

تبنى」の基本的な意味は「引き受ける」とか「採用する」ですが、「犯行を認める」とか「犯行声明を出す」という意味でもよく使われます。

中級辞書Ver.5.52のアップロード

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辞書名:中級辞書Ver.5.52

登録語彙数:55,200語

辞書の説明:(Ver.5.50から)新規に200語の追加、約20語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:特になし。

ラウドネス

自宅の音響機器にラウドネス機能のボタンが付いています。

アラビア語で「ラウドネス」とは何というのかと調べてみると意外に大変でした。

まず、「ラウドネス」の定義ですが、「低音域と高音域を増強し平坦な聴感を得るための自動補正機能」ということになります。

この補正を行うことを「ラウドネスコントロール」と言いますが、「ラウドネスコントロール」は英語では、
「Loudness Equalization」と言われるようです。

そこからアラビア語をたどると、適訳がないのか英語でそのまま「Loudness Equalization」と表記しているケースが多かったのですが、
معادلة جهارة الصوت」などと訳している例があったので、これを「ラウドネス(コントロール)」の訳語としておきたいと思います。

ついでながら、「جهارة」という語を今回初めて知りました。
جهارة」は「جهر」の動名詞で、「音が大きくなり聞き取り易くなること」という意味のようです。
جهارة الصوت」は、「音量」という意味らしく、
معادلة جهارة الصوت」で音量の適正化、すなわち「ラウドネス(コントロール)」を大雑把に表す表現と言えそうです。


حرف استهلالي

こういう表現があり、初めて知りましたが、「大文字」という意味だとのこと。勿論、「حرف كبير」と言うことも出来ます。
因みに小文字は「حرف صغير」で、これ以外の言い方はありません。

استهل」は「始める、始まる」という動詞で、動名詞「استهلال」は「始まり」とか「開始」の意味となり、その形容詞である「استهلالي」は「始まりの」、「開始の」という意味で、始めに書く文字であるから「大文字」という意味であるとのことです。

これは、アルファベット(ラテン文字)を使う言語での話と言うことになりますが、気になって調べてみると、アルファベットを使う言語にはラテン語以外では、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、スウェーデン語、ポーランド語、チェコ語、トルコ語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語、スワヒリ語などがあるとのことです。
また、大文字・小文字の区別は言語によって異なるところがあり、英語では特定の形容詞や曜日等は「Japanese」や「Monday」などと始まりが大文字になりますが、これらを小文字とする言語もあるようです。

元号

明日、新元号が決定されるとのことですが、「元号」のアラビア語訳について改めて考えてみました。

例えば、アラビア語版Wikipediaでは、平成時代のことを
فترة هيسي」と訳しています。

これからすると、「元号」は、「اسم الفترة」と訳すことが出来ますが、これでは「時代名」のような感じになってしまいます。
فترة」はあまりに一般的な語なので、代替わりを意識して重みや威厳を少々持たせる語に変える等の工夫が必要ではないかと思います。

英語で「元号」は、「era name」とか「imperial era」などと訳されていますので、後者の訳などを参考にアラビア語訳を考えてみました。
中級辞書の次期更新版に載せておきます。

اختلط عليه الأمر

再度、先般話題にしたNHK「テレビでアラビア語」の「アラブの秘宝を探せ!」についてですが、その物語の中に、
واختلط علي الأمر عندما رأيتك」という文章がありました。

اختلطの後に前置詞の「على」が来るのは初めて見たので調べてみたのですが、紙媒体の辞書にはそのような表現はありませんでした。そこで、ネットで調べてみると、「اختلط عليه الأمر」という表現が例文付きで多くのサイトに掲載されていました。

その意味は、「彼は頭が混乱した(そのことは彼を混乱させた)」という意味だそうで、一般的にはよく使われる表現なのではないかと思われます。

واختلط علي الأمر عندما رأيتك」については、「あなたにお会いして頭が混乱してしまいました」と訳してありました。



中級辞書Ver.5.50のアップロード

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辞書名:中級辞書Ver.5.50

登録語彙数:55,000語

辞書の説明:(Ver.5.48から)新規に200語の追加、約30語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:このバージョンアップの機会に、日本語-アラビア語辞書データも更新しました。