足の傷

「(彼の)足の傷」をアラビア語にする場合、「جرح في رجله」と前置詞は「في」を使うのが一般的なのですが、なんとなく別の前置詞を使ってしまいそうになります。
ب」を使っても間違いではないようです。

اندمل

色々なことが重なり、辞書の編集作業やブログ記事を書いたりするのが滞りました。

さて、「اندمل الجرح」という文章がありました。
اندمل」をHANS WEHRの辞書では、「(傷などが)治る、治癒する」という意味と同時に「(傷が)膿む、化膿する」という全く正反対の意味があるように書かれており、本字書でもそれに倣って、これらの訳語を入れておきましたが、ネットで調べてみると、「اندمل الجرح」の意味は、「傷口がふさがる、(傷などが)治る、治癒する」という意味のようですので、こちらの訳語だけにしておきたいと思います。

高野山

時効になってしまうので、早く書かねばなどと思いながら、遅くなりました。

先般の10連休の半分は神戸の実家に帰っていましたが、その際に1泊2日で高野山へ行ってきました。
جبل كويا」をGoogleアラビア語で検索すると、色々なサイトがヒットしますが、
このサイトなどは、簡潔に高野山を説明してくれています。
このサイトの中に、「ملاذ」という単語があり、これは中級辞書に入れていましたが、その中の訳語では意味がとれないので調べ直して再登録しました。この語の意味の一つは「聖地」とか「聖域」というのがぴったり来るようです。

さて、実家に帰っている際に、いつもお世話になっている鍼灸治療院で鍼を打ってもらったのですが、「鍼灸治療院」は何と訳すのが一般的なのかとGoogleアラビア語で調べてみましたら、確立されている表現がありましたので、辞書に登録しておきました。
鍼は中国が起源でそれが日本や韓国などの東アジアで独特の方式で行われていますが、中東では中国式鍼灸治療が一般に受け入れられているので、中国製(「صيني」)と書いておかないと通じないように思います。
私は日本式の鍼を受けていますので、その鍼灸治療院は
عيادة العلاج بالإبر اليابانية」と表現されると思います。

中級辞書Ver.5.54のアップロード

- アラビア語-日本語電子辞書データ 更新報告 -

辞書名:中級辞書Ver.5.54

登録語彙数:55,40語

辞書の説明:(Ver.5.52から)新規に200語の追加、約10語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:特になし。

ريح , رياح

例えば、「風力」は、「قوة الريح」とも「قوة الرياح」とも言えますが、「ريح」とその複数形の「رياح」に何か違いがあるのかと調べてみると、コーランを引用して説明しているアラビア語のサイトが多数ありました。

それらの説明によれば、「ريح」は、
هو الذي يكون قوي وسريع ومن الممكن ان يكون مدمر」とのこと。
他方で、「رياح」は、
يكون هواء بسرعات خفيفة ويمكن ان تكون الرياح عليلة ومنعشة 」とのことです。

現代アラビア語では、「ريح」と「رياح」に意味上の差はないので、
رياح الإعصار」と書いても問題はないことになります。

そのコーランを通じた両者の違いの説明は、聞き留めておくことでいいのではないかと思います。

حجاج

これは、ご存じのとおり、「حاج」の複数形で「巡礼者」を意味します。
今までイスラム教(イスラム教徒)に限られる単語と思い込んでいましたが、イスラム教以外の他宗教にもあてはまる語であることを知りました。

日本語訳としては、「巡礼者」の他に「巡拝者」とか「お遍路さん」という訳語も入れておきたいと思います。
信憑性は疑わしいようですが、ダーイシュが犯行声明を出したとのこと。

تبنى」の基本的な意味は「引き受ける」とか「採用する」ですが、「犯行を認める」とか「犯行声明を出す」という意味でもよく使われます。

中級辞書Ver.5.52のアップロード

- アラビア語-日本語電子辞書データ 更新報告 -

辞書名:中級辞書Ver.5.52

登録語彙数:55,200語

辞書の説明:(Ver.5.50から)新規に200語の追加、約20語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:特になし。

ラウドネス

自宅の音響機器にラウドネス機能のボタンが付いています。

アラビア語で「ラウドネス」とは何というのかと調べてみると意外に大変でした。

まず、「ラウドネス」の定義ですが、「低音域と高音域を増強し平坦な聴感を得るための自動補正機能」ということになります。

この補正を行うことを「ラウドネスコントロール」と言いますが、「ラウドネスコントロール」は英語では、
「Loudness Equalization」と言われるようです。

そこからアラビア語をたどると、適訳がないのか英語でそのまま「Loudness Equalization」と表記しているケースが多かったのですが、
معادلة جهارة الصوت」などと訳している例があったので、これを「ラウドネス(コントロール)」の訳語としておきたいと思います。

ついでながら、「جهارة」という語を今回初めて知りました。
جهارة」は「جهر」の動名詞で、「音が大きくなり聞き取り易くなること」という意味のようです。
جهارة الصوت」は、「音量」という意味らしく、
معادلة جهارة الصوت」で音量の適正化、すなわち「ラウドネス(コントロール)」を大雑把に表す表現と言えそうです。


حرف استهلالي

こういう表現があり、初めて知りましたが、「大文字」という意味だとのこと。勿論、「حرف كبير」と言うことも出来ます。
因みに小文字は「حرف صغير」で、これ以外の言い方はありません。

استهل」は「始める、始まる」という動詞で、動名詞「استهلال」は「始まり」とか「開始」の意味となり、その形容詞である「استهلالي」は「始まりの」、「開始の」という意味で、始めに書く文字であるから「大文字」という意味であるとのことです。

これは、アルファベット(ラテン文字)を使う言語での話と言うことになりますが、気になって調べてみると、アルファベットを使う言語にはラテン語以外では、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、スウェーデン語、ポーランド語、チェコ語、トルコ語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語、スワヒリ語などがあるとのことです。
また、大文字・小文字の区別は言語によって異なるところがあり、英語では特定の形容詞や曜日等は「Japanese」や「Monday」などと始まりが大文字になりますが、これらを小文字とする言語もあるようです。