アラビア語の最近のブログ記事

مملكة البحرين

暫くご無沙汰していましたが、この度表記の国へ転勤となり、日本国内での引越作業や諸手続を経て、着任後は勤務や生活環境に慣れない中での諸手続きや住居探し等の勤務・生活関連のセットアップでバタバタした2週間が過ぎました。

湾岸諸国(GCC諸国)5ヶ国目の勤務となりますが、これらの国の生活環境、習慣、国民性の微妙な違いを感じながらのスタートとなりました。

もう少し落ち着けば、辞書の編集作業を再開したいと思っています。

爆破の予告

こういう表現をアラビア語にする際、まずは自分で考えてみて、自作の訳が正しいかどうかは、それをGoogleアラビア語で検索して、使用例があるかどうかを確認してみます。

この表現を自作してGoogleで検索してもヒットしなかったのですが(ヒットしないということはピンボケ訳ということ)、あれこれ調べているうちに、定番の訳に出くわしました。

それは、「تهديدات بوجود قنابل」との訳で、非常に多くの文章で使われている定訳であることが分かりました。

例えば、「爆弾予告の手紙」であれば「رسالة التهديد بوجود قنابل」と訳せばよく、また、例えば、「大使館に爆破予告が届いた(大使館に爆弾を仕掛けたとの脅迫が届いた)」という場合は、「وصلت تهديدات بوجود قنابل إلى السفارة」と書けばよいということになります。

أسبق

よく見かける単語であるのに登録が抜け落ちていることが時々あり、その理由はとなると、HANS WEHRを含む定番の辞書に登録されていない新語や新用法だからというケースが多いように思います。

紙の辞書はそれが作成された時点から更新されていないので、語学の学習には紙の辞書とネット辞書などのネットを通じた検索の併用が必要不可欠です。

Ⅳ形動詞の「أسبق」は通常、「أسبق أن فعل」と動詞過去形を伴って、英語で言う現在完了や過去完了の意味になります。
通常Ⅰ形の「سبق」がその意味を示す語であると思いますが、何故Ⅳ形も同様の意味で使われるようになったのか、機会を見つけてアラビア語を母国語とする人に確認してみたいと思います。

中級辞書Ver.5.60のアップロード

-アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告-

辞書名:中級辞書Ver.5.60

登録語彙数:56,000語

辞書の説明:(Ver.5.58から)新規に200語の追加、約30語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:このバージョンアップの機会に、日本語-アラビア語辞書データも更新しました。

中級辞書Ver.5.58のアップロード

-アラビア語-日本語電子辞書データ更新報告-

辞書名:中級辞書Ver.5.58

登録語彙数:55,800語

辞書の説明:(Ver.5.56から)新規に200語の追加、約40語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:特になし。

ややこしいハムザ

中級辞書で「جرح كبرياءه」(プライドを傷つける)という例文を登録していましたが、ハムザの形が誤っていました。
正しくは、「جرح كبريائه」になりますので、訂正しておきます。

ハムザはアラビア語の文法の中でも複雑で、現代法と古典用法で異なるところもあり、敬遠しがちですが、現代用法のポイントは押さえておく方がいいと思います。

アラビア語を母国語とする人達でさえハムザの書き方はよく間違うようですので、母国語としない我々の多少の間違いは許容範囲であるとは思いますが...。

中級辞書では、ハムザの書き方で気になるポイントには説明を入れてきていますが、まだまだ不十分です。
今回、こういう間違いをしていたのを契機に、更に説明を加えておきました。

例えば、「جزء」の対格は「جزءا」であり、「بناء」の対格は
「 ًبناء」であり、「عبء」の対格は「 ًعبء」となるのは、ハムザの書き方の基本原則によりそれぞれ理由があります。

また、「أعضاء الوفد」(代表団のメンバー:主格)と表記されるのに対し、接尾代名詞がつくと「رئيس الوفد وأعضاؤه」(代表団長とそのメンバー:主格)のように単独ハムザ「ء」が「و」を支えとする「ؤ」に変化するなど、ハムザは、アラビア語文法を難しくさせるややこしい存在であることに間違いありません。

因みに、「رئيس الوفد وأعضاؤه」を属格にすると、
رئيس الوفد وأعضائه」になります。対格も同様であるのは、冒頭の誤りの例からもお分かり頂けると思います。

中級辞書Ver.5.56のアップロード

- アラビア語-日本語電子辞書データ 更新報告 -

辞書名:中級辞書Ver.5.56

登録語彙数:55,600語

辞書の説明:(Ver.5.54から)新規に200語の追加、約40語の既登録語の訂正の実施。

特記事項:諸事情から辞書の更新が遅れました。

太い声・細い声

某日本語-アラビア語辞書に「太い声」のアラビア語訳を
صوت سميك」と記していましたが、これは間違いではないかと思います。
Googleアラビア語で検索してもそういう表現は出てこないようです。
太い声は「صوت غليظ」で、細い声は「صوت رفيع」というのが、一般的な表現ではないかと思います。

足の傷

「(彼の)足の傷」をアラビア語にする場合、「جرح في رجله」と前置詞は「في」を使うのが一般的なのですが、なんとなく別の前置詞を使ってしまいそうになります。
ب」を使っても間違いではないようです。

اندمل

色々なことが重なり、辞書の編集作業やブログ記事を書いたりするのが滞りました。

さて、「اندمل الجرح」という文章がありました。
اندمل」をHANS WEHRの辞書では、「(傷などが)治る、治癒する」という意味と同時に「(傷が)膿む、化膿する」という全く正反対の意味があるように書かれており、本字書でもそれに倣って、これらの訳語を入れておきましたが、ネットで調べてみると、「اندمل الجرح」の意味は、「傷口がふさがる、(傷などが)治る、治癒する」という意味のようですので、こちらの訳語だけにしておきたいと思います。